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書類選考は顔写真の印象で8割決まっている

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「書類選考は顔写真の印象で8割決まっている。」


どうも、中小企業で人事の仕事をしているなづです。


仕事柄毎年100件以上の履歴書を拝見しておりますが、やはり書類選考において顔写真はとても重要だということをお伝えしたいと思います。

(採用業務専属の人事の方は100件なんてたいした数ではないですが・・・)


「あぁ、やっぱり顔なんだ」という声が聞こえてきそうな気がしますが、

ここでいう顔とは、イケメンや美女、つまり顔立ちが整っているという話ではありません。

人は第一印象という共通感覚を持っている

「さっきの店良かったよね?」

別にさっきの店の良さ論理的に伝えるわけでもなく、

なんとなく他の人と印象について共感することって多くありますよね。


実は書類選考の顔写真についても同じことがよくあります。


私が採用案件に携わるときは、その新人を受け入れる部署の責任者にも書類選考と一次面接に関わってもらうようにしています。

もちろん採用案件毎に受け入れ部署の責任者は違うのですが、ぜひ面接で会ってみたいと回答が返ってくる方には共通点があります。


・自然な笑顔である「口角が上がっている(少なくとも平行)」
・清潔感がある「服装に乱れがない(男性の場合ネクタイの形も)」
・丁寧「写真が綺麗にカットされている」


もちろん、書類選考においては、学歴や職務経歴書にある実績であったり、自己PR文の内容で面接に進める方はいます。


しかし、この3点を満たしている方は、誰に書類選考を依頼しても出してもぜひ面接で会ってみたいと感じる魅力があります。


写真から読み取れる重要な3つの要素

ビジネスにおいて大事な局面での人間性がわかる(写真は心を写す鏡である)

書類選考は求職者側として就職活動の初めの一歩です。自分の人生をほんの2.3枚の紙に集約した渾身の書類であるはずです。

例えば営業職において大事な商談のシーンでシャツやネクタイが乱れていては、本当に信頼できる人間であるか疑うでしょう。

接客業であっても、お客様のお迎えする大事なシーンにおいて、笑顔で対応することを求められるはずです。

もし受け取った請求書の印刷がわずかに傾いていたら・・・「この書類は何人かのチェックを経たはずなのに誰も気づかなかったのか。レベルが低い会社だな」という印象を受けないでしょうか。


そのような社会人において基本的なスキルを身に着けていて、顔写真が重要な要素と理解して、きっちりと仕上げてくる。書類選考において、顔写真にはこのような人間性が現れます。

想像力の指標になる

ビジネスにおいては、シナリオを想定することは非常に重要です。どのようなプロセスを経て成果に結びつけることができるのか。

就職活動においては、書類選考、そして2から3回の面接を経て、内定という流れが一般的です。
(もちろん、すべての会社がこの流れではないですが・・・)

そして書類選考において、企業が求める要件を満たしているかということも重要ですが、内定枠が限られている以上、ライバルを出し抜くことも重要です。

そのライバルがどのような書類を作成しているか。そしてそのライバル達が写真にこだわっていることもまた明白です。ここで写真の重要性にライバルに対抗できない場合は、やはり仕事においても想像力が高くないと考えてしまいます。


ここぞというときに100点を出せる人間か

24時間365日全力で走れる人間はいません。勤務時間である1日8時間、週40時間を休む暇なく全力で走れる人間もまたいないでしょう。

私は一定の成果をあげるためには、オンオフやメリハリをつけることは重要だと考えています。


高くジャンプするためには、リラックスして、呼吸を整え、助走をつけて、インパクトの瞬間に全力で踏み込む。


印象の良い写真は作ることができます。顔写真が重要というのは「イケメンや美女、つまり顔立ちが整っている」という訳でははなく、印象の良い写真、つまり、「清潔感があり、身だしなみを整え、自然な笑顔」を作ることができるのか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。なかなか書類選考が通過できないと、履歴書や職務経歴書の内容が悪かったのかと色々考えてしまいますが、写真をかえてみると急に通過率があがったという話はよくあります。

「イケメンではないし・・・」「かわいくないし・・・」そんなことは関係ありません。

「清潔感があり、身だしなみを整え、自然な笑顔」を作る。ぜひためしてみてください。