なづログ

人事歴13年→現零細ひとり会社経営者が人事の裏側、会社の裏側を送ります

写真なしでも大丈夫? 元採用担当が考えるキャリアシートに写真を貼らないと損する理由

こんばんは、いつもなづログをご覧いただきありがとうございます。

つい先日、転職活動中の友人から「キャリアシートに写真を貼らなくても大丈夫?」と聞かれたので、私の考えと経験に基づいて書いてみたいと思います。

結論から言うと、「書類選考通過率を上げたければ、貼った方が良い」という回答になります。

欧米では人種や性別による差別を避けるため、顔写真を貼らない文化が一般的なようですが、日本でもその影響でキャリアシート(履歴書)に写真を貼らないケースが増えています。

特に紹介会社経由のキャリア採用では、10年前は稀でしたが、ここ5年ほどで35歳以下の層を中心に写真なしのケースを目にすることが増えました。

僕なりに履歴書歴書に写真を貼った方がよいと考える理由をあげていきます。

人事担当者の認知度UP

人事担当者は候補者のビジュアル(写真)と情報(スキルや経歴)を関連付けて記憶します。

例えば、あなたの目の前にレトルトカレーのパッケージが10個並んでいて、それぞれの種類(ビーフカレー、欧風カレー、激辛カラーなど)が写真で分かる状況を想像してみてください。
もし写真がなければ、パッケージと中身(何カレーなのか)を関連付けて判断することは難しいでしょう。
同様に、キャリアシートに写真がないと、どの候補者がどのような経歴やスキルを持っているのかが一目でわからなくなり、人事担当者に認知してもらえなくなる可能性が高まります。

想像力が問われるから

ビジネスの基本に「相手への思いやり」があります。 「相手への思いやり」が上手なひとは、「相手の状況を想像する力」に長けています。
1つ目の理由のとおり、キャリアシートをレトルトカレーのパッケージに例えると、自分(写真なしパッケージのカレー)が他の候補者(他のカレー)と並べられたとき、 認知されづらい状況であるか、想像しやすいでしょう。
そして、このようなことを想像して行動できない(あるいは理解しているが何らかの理由によりしない)ということは、ビジネスシーンでも相手に同じようなことをしてしまうのではないか、 と懸念をいただいてしまいます。

選考が進みづらい社内事情

書類選考→一次面接→二次面接→最終面接と選考が進むなか、企業側の事情として、採用担当者は上司に、上司は最終決裁者に候補者を推薦しています。
その際に写真がないと「何故写真がないの?」と必ずと言っていいほど上司から聞かれます。
上司が欧米スタイルのキャリアシートに理解があれば聞かれることもないでしょうが、多くの会社はそのようなことはありません。よほど貴重なスキルや経験があったり、面接の評価が高かったりする場合は、写真の提出を依頼しますが、採用に十分な候補者がいて、スキルや経験を比較しても大差ない場合、採用担当者はそのひと手間を避け、お見送りの判断となる場合があります。


以上、いかがでしたでしょうか。
採用担当者は写真ひとつとっても、なぜなぜなぜと思考を重ね、候補者がどのような行動特性をもっているのか想像して判断します。
もちろん、「写真の有無で判断する会社なんてこっちから願い下げだ」という考えもあると思いますが、
一般的には写真を貼った方が選考通過率を上げることができると考えます。


それでは、転職活動をされている方々がより良い職場と出会えることを祈念して、締めたいと思います。